【令和7年10月8日(水) 視察研修に行ってきました】

令和7年10月8日(水)、毎年恒例の視察研修を実施しました。今年は大垣市にある「株式会社OKBパートナーズ」様と、本巣市にある「森松工業株式会社」様を訪問させていただきました。
OKBパートナーズ様は、大垣共立銀行の特例子会社であり、銀行業務の中で委託可能な支店業務を担っておられます。デジタル化が進む中でも、人の手が必要な業務は多く、仕事が途切れることはないとのことでした。社員の半数は障がいのある方で、産学官連携協定を結んでいる特別支援学校からの新卒採用がほとんどだそうです。視察では、実際に働いている方々から直接説明を伺うことができました。皆さん緊張した面持ちではありましたが、自分の仕事について真剣に話される姿がとても印象的でした。
森松工業株式会社様では、現在多くの障がい者を雇用されています。雇用を始めた当初から現在に至るまでのさまざまな取り組みやエピソードを伺うことができました。現場では、ステンレスパネルを大型機械にセットしたり、溶接や研磨などの作業を熱心に行っておられました。溶接は危険を伴う作業ですが、適材適所での配置や安全教育を徹底することで、皆さんが自信を持って力を発揮されている様子がうかがえました。意見交換の場では、将来の展望についてもお話しいただき、私たちにとっても大きな刺激となり、多くの学びを得ることができました。
今回視察させていただいた二社では、障がいのある方々が欠かせない人材として活躍されていました。障害者雇用というと、雇用率や合理的配慮といった言葉に注目されがちですが、まずは会社の理念や構想が重要であると感じました。会社の規模や地域性の違いもあり、簡単に真似をすることはできません。ですが、企業内だけでなく支援機関や学校などと連携することで、安定した就労やその先の自立を支援する仕組みは、まさにネットワークHIDAの取り組みと一致していると感じました。
今回の視察を通じて得た学びを活かし、二社に負けないネットワークを構築し、障がいのある方お一人おひとりの就労生活を支えていけたらと考えます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。




