【令和7年7月29日(月) 事業所交流会with行政を開催いたしました】

去る7月29日、飛騨総合庁舎にて「事業所交流会 with 行政」を開催いたしました。昨年度に続き、福祉サービス事業所同士の交流を深めるとともに、行政にも現状を共有する貴重な機会となり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
今回は、18の福祉サービス事業所に加え、新たに高山市・下呂市の行政担当者も参加し、総勢28名の参加となりました。限られた時間の中で、できるだけ多くの事業所と交流できるよう、前半・後半でグループを分けて進行しました。
会では、さまざまな意見交換が行われました。たとえば、事業所として利用者支援を第一に考え、一人ひとりに合った作業内容や環境の提供を心がける一方で、工賃向上(最低賃金の確保)をいかに進めるかという課題が挙げられました。材料費・光熱費・送迎費用の高騰、職員不足、利用者の確保が難しい状況など、運営面での困難も共有されました。それでも、事業所運営を持続・発展させていくための工夫や取り組みも紹介され、事業所同士で状況や情報を共有することで、今回も非常に有意義な交流が実現しました。
課題は多岐にわたりますが、その中には飛騨地域ならではの難しさや不便さも見えてきます。だからこそ、「飛騨地域だからできる」可能性に目を向け、行政にも現状を理解していただきながら、「事業所」や「福祉」の枠を超えた視点で考えていくことの重要性を再認識する機会となりました。
お忙しい中ご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
